まじっくのたねあかし”おまけつき”ver4
人を好きにさせる!催眠術師 超養成動画マニュアル

科学マジック タネ明かし

曲がる紙【科学マジックタネ明かし】
(NHK教育 2004年11月20日放送)

【やり方】
長方形の紙が3枚あります。大きさも形もすべて同じです。
1枚ずつ手の上に乗せます。1枚目は縦方向に曲がり、2枚目は横方向に曲がり、3枚目は雑巾を絞るように、ななめにねじれていきます。

【タネ明かし】
 今回のキーワードは「膨張」です。
紙は繊維でできていて、手の水気を吸うと膨張して繊維の向きにしたがって曲がります。もとの紙を縦・横・ななめの向きに切り取っていたので、それぞれ縦・横・ななめに曲がったのです。使用する紙は「トレーシングペーパー」が適しています。

破れないティッシュペーパー【科学マジックタネ明かし】
(NHK教育 2005年6月11日放送)

【やり方】
水の入ったコップにティッシュペーパーをかぶせて傾けると、ティッシュペーパーが破れて水がこぼれてしまいます。次にティッシュペーパーに念を注入してから、同じようにコップにかぶせて傾けると、ティッシュペーパーは破れず、水もこぼれません。なぜでしょう?

【タネ明かし】
今回のキーワードは「撥水(=水をはじく性質)」です。
実は防水スプレーをあらかじめティッシュペーパーにかけておきます。見た目では全く分かりませんが、水をかけると表面ではじきます。だから浸み込まないので、破れなかったのです。

【防水スプレーが水をはじく原理】
一般に表面張力が大きな液体ほど丸まろうとするという性質があります。
防水スプレーには表面張力が水に比べてとても小さな液体が使われていて、これがティッシュペーパーをおおいます。そこに水がつくと、水は丸くなってはじかれてしまいまうわけです。
しぼまない風船の謎【科学マジックタネ明かし】
(NHK教育 2005年7月2日放送)

【やり方】
 ペットボトルの中に風船を入れました。息を吹き込み、風船をふくらませますが、すぐにしぼんでしまいます。
 もう一度風船に息を吹き込み、ペットボトルの口を手で押さえて念を入れます。すると、手をはなしても風船はしぼまなくなりました。なぜでしょう?

【タネ明かし】
今回のキーワードは「気圧」です。
実はペットボトルには小さな穴が開けてあり、指でおさえたりはなしたりすることができます。穴をあけたまま風船をふくらませると、風船の中の気圧とペットボトルの中の気圧が同じになろうとして風船はしぼんでしまいます。
ところが、風船をふくらませた後、穴を押さえる、風船の中の気圧に比べてペットボトルの中の気圧が低くなっています。だから、風船はふくらんだままです。穴から指をはなすと、ペットボトルの中に空気が入り、気圧が同じになるので、また風船はしぼんでしまいます。
逃げろ!ゴマのマジック【科学マジックタネ明かし】
(NHK教育 2005年12月17日放送)

【やり方】
水にゴマが浮いています。このゴマは触られるのが大嫌いです。指を近づけていくと、ゴマが逃げていきました。なぜでしょう?

【タネ明かし】
今回のキーワードは「表面張力」です。
実は、指先に洗剤が付いていました。ゴマは、水の表面張力に引っぱられて水面に均等に浮いていますが、洗剤の付いた指を水に付けると、洗剤が、一瞬でで水面に広がり、水の表面張力を弱めてしまいます。だから、ゴマは洗剤のない、端の方に引っぱられて移動します。この動きが、ゴマが逃げるように見えるわけです。
念写マジック(額に当てた紙に文字が!)【科学マジックタネ明かし】
(NHK教育 2006年1月21日放送)

【やり方】
1枚のメッセージカードがあります。カードには、まだなにも書かれていません。そこで、額(ひたい)に当てて、ある文字を念写しました。念写用現像液に浸してみると、カードにメッセージの文字が浮かび上がります。

【タネ明かし】
今回のキーワードは「ヨウ素デンプン反応」です。
実は、念写用現像液とは、ヨウ素溶液です。ヨウ素溶液はデンプンと反応するとむらき色になる性質があります。これをヨウ素でんぷん反応といいます。
メッセージカードはでんぷんを含んだ紙でできていました。だから、ヨウ素溶液につけると、全体がむらさき色になります。そこで、あらかじめ、このカードにロウで文字を書いておきます。すると、その部分だけヨウ素がつかず、むらさき色になりません。白い文字が浮かび上がります。
【水上歩行の術】のマジック

今朝、NHK教育テレビを見ていたら、
「科学マジックスペシャル」という番組をやっていました。

ナポレオンズのお二人が色々な科学マジックのタネ明かしをしてくれました。

ナポレオンズが何気なく、「ふつうのマジックはタネ明かしはしない方がよいのだけど、科学マジックは原理がわかるとさらに面白いから・・・」のようなコメントこぼしていました。

本題に戻ります。

【マジックの仕方】
この番組の最後のマジックとして登場してきたのが、『水上歩行の術』。
 幼児が入るような家庭用のビニールプールの中に、なにやら白い液体が、その中にとても忍者とは思えない体型の100kg超の忍者がその液体の上で足を高速に「バシャ、バシャ」と足踏みをすると、どういうわけか、足が沈んでいかないというマジック?でした。
 その白い液体握るとお団子状になるのだけれど、握るのをやめると「タラーリ」と液化するという不思議なものでした。

【タネ明かし】
 ダイラタンシーという物理現象のようです。

 ダイラタンシー現象の詳細
【科学マジック・タネ明かし】

★握ると固くなる液体のマジックのタネ明かしです。

 これは粉が起こす『ダイラタンシー』現象を応用したマジックです。

【用意するもの】

  ・ 片栗粉(またはコーンスターチ)適量
  ・ 水  適量
  ・ 容器(ボールなど)1個

【マジックのやり方】

(1)ボールなどの容器に片栗粉と水を入れます。傾けるとドロッと
  流れるくらいになるまで片栗粉の量を調整してください。

(2)ドロドロの粘性のある液体ですが、手でぎゅっと握りしめると
  固くなります。そしてその手をゆるめるとドロドロに戻ります。
  実際に試してみて下さいね。とても楽しいです。

(3)表面を素早くたたくと固い固体のようですが、手を乗せたり
  ゆっくりと押すとドロドロとした液体のようになります。

【マジックの原理・タネ明かし】

 片栗粉を含んだ水を握ったり、たたいたりして力を加えると、粉同士のすきまが広がって水がその中に吸い込まれていきます。すると表面が乾いて固くなるのです。
 逆に力を加えないと粉同士のすきまがなくなり、水が押し出されるのでドロドロの液体になります。
 粉のこのような現象を「ダイラタンシー」といいます。
「ダイラタンシー」は「ふくらむ」という意味です。

【解説・補足】
 ダイラタンシー現象は、比較的形のそろった細かな粒でできた粉で見られます。 海辺でぬれた砂を足で踏むと乾いて見え、足をどけると水がしみ出してくるのもダイラタンシー現象です。
このマジック・手品というより、科学の実験みたいなものですが、原理がわからない方には不思議に見えると思います。

【マジックに用意するもの】
  ゆで卵(殻をむいてもの)、牛乳ビン、マッチ

【マジックのやり方】
  牛乳の空きビンを立てて置きます。(最近牛乳ビンって見なくなりましたね。銭湯には今でも置いてあるんでしょうか?)
  マッチに火を着けて、牛乳ビンの中に入れます。そして、ゆで卵を牛乳ビンの口の上に縦にして乗せると、ゆで卵がビンの中にニュウッと吸い込まれていきます。

【マジックのタネ明かし】
 このマジックは温度に変化による空気の膨張・収縮と大気圧を利用しています。特にタネはありません。
 
 このマジック、卵が一個、無駄になってしまいますね。しかし、うまくやるとゆで卵をビンの中から救出できます。ビンを逆さにして、卵がビンの口のところに持ってきて、ビンを温めます。すると、今度はゆで卵がビンの外へニュウッと出てきます。こちらの方は成功率が低いのでマジックにはなりませんけど・・・。
マジック・手品の進め方

(1)相手に次のように言います。
 「このストローを片手で、ギュッと握って、りんごに突き刺してみてください」
相手にストローを渡して、りんごに突き刺してもらいます。

 「そう簡単には、突き刺すことはできませんね」

ゆっくり刺そうとしても、すばやく刺そうとしても、グニャッと曲がってしまってうまく刺せないことを確認してもらいます。

(2)ストローに手をかざしてストローが固くなる呪文を唱えます。
 あたかも念力でストローが固くなっていくかのようにみせます。
 そして、次のように言います。
「それでは、今からこのストローを鉄のようにして、グサッと突き刺してみせましょう!」

その後、一気にりんごにストローを突き刺してしまいます。

「エイッ! どうですか。突き刺さってしまったでしょう」

【このマジック・手品のタネ明かし】
このマジックにはタネはありません。ストローの持ち方にポイントがあります。ストローの真ん中あたりを親指と中指でグッとつまんで、人差し指でストローの上側の口をふさぎながら突き刺します。

ストローをまっすぐに刺すことがこのマジックのコツです。
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マジック、手品のタネを明かすことは、マジックを人に感動を与えるエンターテイメントとしてとらえたとき、多くの人にとって負の要素が多いように思います。しかしながら、マジックを見る立場ではなく、その感動を人に与えようとする立場の人にとっては有益なものとなる思っています。
不思議なことに対して感動を失わずにずっと夢を持ち続けられる方に対してのみ、マジックや手品のタネや面白さを紹介していければよいかなと思っています。
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