まじっくのたねあかし”おまけつき”ver4
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超魔術師 Mr.マリック

 Mr.マリックは『魔法使いになりたい』と思って始めたから、誰にも判らない自分だけの魔法を作りたいと語る。

 その日、Mr.マリックの姿は、長野県・上田市にあった……。
 信州名物の蕎麦の店で昼食――。しかしMr.マリックは、食事も上の空で、新しい超魔術の研究をしている……。「いつも片手で丼物をスプーンで食べている」と言うMr.マリックは、仕事で全国を廻ったが、名物のおいしい料理を食べたという記憶がない。マジック以外のことに興味がないのである。

 マジシャン・マギー司郎は、Mr.マリックをこう評する――「私もこういう商売をやっているが、『これって魔法じゃないの!』という感覚。マリックさんの家のベッドの周りには、マジックの道具や本やビデオがあって、その中に埋もれて寝ている。マジックが大好きで、愛している。仕事と趣味が全部マジック。珍しい人」。

 この日は、Mr.マリックは子供向けテレビ番組の公開録画にゲスト出演するためにやって来た。寒さのために嵌めていた手袋を外し、まずは楽屋で念入りに、爪の手入れをする……。「マジシャンは爪が命。指の一本一本の表情がお客さんに訴えていく」と言う。

 今日、用意したネタは、スプーン曲げ。舞台の上から、子どもたちと一緒にスプーン曲げに挑む。子どもたちには、素直に不思議を味わってもらいたい。今、Mr.マリックの目は、次の世代へと向かっている――。

 Mr. マリックの仕事場。この空間で、これまでにいくつもの傑作超魔術を生み出した。そして今、新しい試みに取り組みはじめている。カードマジシャンを育成するための通信教育をはじめたのである。マジシャンの裾野を広げ、次世代を担う人材を自ら育てようと思い立った。その、教育方針とは――? 「昔は、“伝承芸”といって、『顔だけ違っていればいい』と言っていた。『先生の教えた通りやりなさい』と教えていた。でもアイデアの世界だから、『“ベスト・ワン”よりも“オンリー・ワン”になりなさい』と本を通して言いたい」とMr.マリックは語る。
 近頃、Mr.マリックが出演するテレビ番組は、人気マジシャンとの対決ものが多くなった――。なぜ、このような番組に、出演するのだろうか? 「普通マジックは、誰かと戦うということは、まったく意味が無い。しかし、もっと限界まで自分を追い込むには、誰かに挑戦させる。そうすると相手は、一番得意なものを持ってくるわけだから、それに対抗して相当面白いことをやらないと、見ている人が『凄い』とは言ってくれない」と答えた。

 Mr. マリックは現在57歳。いつまで、トップを走り続けるのか? その秘訣は曰く、「全然飽きない。この“飽きない”というのが合っている。“飽きない”というものを見つけた者勝ち」。答えながら、鉛筆とポップコーンを使って超魔術を編み出していた。そして、「これぞ魔法」と笑う――。

 Mr.マリックは、いずれほんとうの魔法使いになってしまうかもしれない。
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